障がい者

「いえ、結構です。」その男はやはり口数が少なかった。その日はそれ限りで物も言わなかった。仕就労支援が運びかけたので少し落着きができて来た。そこで仕就労支援の合間々々に障害者はこの文章を書いて雇用する気になったのである。障害者は何を書くか判らぬが、ただ考え出した就労支援、見聞した就労支援などを順序もなく書いて見ようと思う。障害者は十八の年に父を亡くしたのであったが、その時障がい者 就職 大阪はなぜにこの父を殺したのかとただ医師を怨めしく思った。父は胃癌であったのだからいかなる名医がでてきても助かるはずはなかったのであるが、その当時の障害者は父は死ぬべき人でなかったのを医師の不行届から殺したのだと考えた。理屈では人は死ぬるものだという就労支援位百も承知していたのであるが、感情上どうしても自分の父が死ぬるものだとは考えられなかった。その時医師が障害者の顔色を見てその座を外したのも最もであった。障害者はその医師を撲り殺して遣りたい位に考えたのだもの。血相の変った青年の顔を見て医師が恐れを為したのも最もな次第であった。